金メダル以上の子育ての喜び

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昨日の夜のTV番組「さまぁ〜ずの神ギ問」を見てましたら、バルセロナオリンピックで金メダルをとった水泳の岩崎恭子さんが登場されました。

競泳史上最年少金メダル獲得記録保持者だそうで、当時の14歳で獲得された瞬間の映像は、多くの人の記憶に強く焼きついているんじゃないでしょうか。

そのときの喜びの言葉が、

「今まで生きてきた中で、一番幸せです」

というもので、当時すごく話題になりました。

今でもたまにそのシーンがTVで流れるので、若い方でもご存知の方も多いと思います。

その岩崎さんが、39歳となった現在でも14歳のその時が一番幸せだと考えているのか、それともその後もっと幸せだと感じることがあったのか、という興味津々な疑問でした。

結論は、金メダルよりもっと幸せだと感じることが、意外にたくさんありました。

トップは「娘の成長」で、金メダルが幸せ度100だとすると、200でした。

その言葉を聞いて、なんだかとても感動しました。

子育てが不安で自信を失っても

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子育てが不安で自信を失ったり、反抗期の口答えに悩み、大変なこともいっぱいあるけど、生まれてくれた瞬間の感動を、そのたびに思い出します。

私の子育て講演会が終わったあとに、参加された方と話すことがよくあります。

講演時間内の質疑応答では、手が上がらないことが多いのですが、終わったあとは個人面談ではありませんが、よく話しかけてこられます。


そんな方のほとんどが、子育ての不安を口にされます。

子育て講演会で必ずするお話に、「子育てに100点はない」という内容があります。

親の性格も考え方も、子どもの個性も、全員が違っています。

同じ親から生まれた兄妹でも、性格はぜんぜん違っているくらいですから。

友だちも違えば、学校やクラスの環境、住んでいる町の環境も違います。

親がどんなに勉強して、どんなにがんばっても、満点の子育ては不可能だと思います。



実は、誰でも子どもに対して無意識に、不確かな期待をいだいていたりします。

「普通に育って欲しい」

「人より上になって欲しい」

そう考えるのも、親心ではあります。

でも、「普通」って、何のどのレベルのこと?

「人より」って、どこからどこまでの人のこと?

「上」って、どのジャンルで、どうなったら上になったことになるの?

それが親の個人的な見栄なのか、純粋な愛情なのか、その見極めもなかなか簡単ではありません。



音楽やスポーツで大成した人で、物心のつかないような幼いころから、親に強制されて練習させられた人もいます。

嫌で仕方なかったけど、大人になって、そのおかげでやり遂げられたと感謝する有名人もいます。

逆に、自由奔放に育ててもらったおかげで、自由な発想ができたから今の自分があると、親に感謝する人もいます。


何が正解かは、なかなか分かるものではありません。

自分の育て方が100点じゃなくて、赤点だと思えても、気づいた時点で軌道修正していけば
遅すぎるなんてありません。

子どもの元気な姿が一番のご褒美

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親が本気で愛してくれて、たいへんな思いをしながら一生懸命に育ててくれる姿を、子どもはちゃんと見ています。

思春期で感情表現がうまくできない時期でも、ちゃんと親への感謝や愛情は育まれています。

不安なときには、「100点なんてないんだ」ということを思い出してくださいね。


そんながんばり続けている子育てのご褒美は、なにより子どもの元気な姿です。

子どもが大人になると、更なるご褒美がやって来ます。

もちろん、ご褒美を期待して育てるわけではありませんが、

「ありがとう」「尊敬してる」という大人になってからの言葉は、何より嬉しいものです。

成人した子ども達と居酒屋で語り合う時間は、至福のときです。

私の子育ても満点からほど遠かったかもしれませんが、世界で誰よりも愛情を注いでこられたことが最高の幸せだと感じています。